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洗濯用の洗剤や柔軟剤の多くには、人体に悪影響を与えるさまざまな合成化学物質が使われています。そして、洗濯後もそれらの成分が残り、肌荒れやアレルギーを引き起こす恐れがあります。ですから、皮膚の敏感な子どもの下着や衣服には、強い洗浄力や増白効果を強調した洗剤・柔軟剤は使っていけません。 洗浄力が最も強い洗剤は、「陰イオン系合成界面活性剤」を主成分にしたものです。 その代表としてあげられる直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩は、通称「LAS(ラス)」と呼ばれています。非常に強い洗浄力がある一方、毒性も強力です。皮膚のたんぱく質を破壊する作用だけでなく、胎児に異常をきたす催奇形性作用があるのではないかと疑われています。さらにLASは、生分解性が悪く、河川、湖沼に流れ込むと水生生物などに悪影響を与えます。同じくアルキル硫酸エステルナトリウム(AS)も、洗浄力は強いものの皮膚障害やアレルギーを引き起こすことが指摘されています。洗浄力や「白さ」を強調した宣伝をする洗濯用洗剤のほとんどは、この2つのどちらかが主成分になっています。 ...