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まるでプロの味、カジキのムニエル

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「…それで、例の彼とはうまくやっているのか?」今日は久しぶりに父と二人きりのディナータイム。魚好きな父のためにご飯を作っていたら、直球の質問がきた。私:「うん。相変わらず仲良くやっているよ。」父:「そうか…。今日は無理を言って急に来てしまい、すまなかったな。」私:「大丈夫だよ~。今日は彼も飲み会で遅いし…。」父:「…飲み会か。私に気を遣ってくれるなんて、お前もいい人見つけたな…。」私:「…。」彼との時間が増える一方で、父との時間は徐々に減り、今思えば料理を作ってあげたことは数える程…。なので、今日は父のためにちょっと気合いを入れて作りたいと思います。材料(作りやすい分量*2人分)・カジキ:2切れ(200g程度)・インゲン:11~12cmだと14本程度(正味約100g)・パプリカ:大1個(約200g)・(新)玉葱:1/2個(約80g)・卵:1個・甘夏:4~5房・ニンニク:1片・砂糖:小さじ1杯・マヨネーズ:大さじ5杯・塩胡椒、バター、イタリアンパセリ、小麦粉or米粉:各適量カジキは、メカジキかマカジキが無難。赤身のマカジキよりも白身のメカジキが最適です。厚みが均一で、鮮度の良い生の切り身がお勧め。冷凍の場合は冷蔵庫で予め解凍して下さい。新玉葱は通常の玉葱でもOK。その場合は砂糖の量を小さじ2にします。パセリは見栄えに影響するため、極力生のものを使用して下さい。インゲンは筋が少なく、真っ直ぐで細い物が最適です。5cm以上なら冷凍でもOK。筋取り不要の品種でも筋がある場合もあるため、念のため筋取りするのが無難です。甘夏は他の柑橘類でも代用可。甘みが強いもので代用する場合は、砂糖を減らして下さい。■カジキのムニエルの作り方1.まず、調理する分だけカジキを冷蔵庫から出し、ラップをかけておきます。室温や器などにもよりますが、焼くタイミングから逆算して30分~1時間前くらいから出しておくのが理想。調理に時間がかかりそうな場合は、ある程度目処が立ってきてからでOKです。(焼く直前に冷蔵庫から出すと、火が均一に通りにくくなるので注意して下さい。)2.次ぎに、ゆで卵を作り始めます。小鍋に水と冷蔵庫から出した卵を入れ、火をつけます。火加減は中火。火にかけた時点から数えて15分加熱し、水でよく冷やします。(途中吹きこぼれそうな場合は、火を少し弱めて下さい。) 3.卵を茹でている間に野菜の下準備をします。ニンニクと玉葱はみじん切りにして、玉葱には塩を適量(小さじ1杯程度)まぶしておきます。パセリは流水でよく洗い、水に晒しておきます。甘夏は甘皮を取り除き、食べやすい大きさに果肉を裂いたら冷蔵庫へ。インゲンは両側面の溝に沿って筋があるので、先端を少し折り、溝がある方向に引っ張って2本取り除きます。終わったら半分の長さにカット。パプリカはインゲンと同じくらいの長さになるように上下を切って種を取り、同じか少し太いくらいの太さに切り揃えます。全体の厚みが均一になるように、内側の白い部分は包丁で切り取ります。(余ったパプリカは、スープやパスタ等の具に使えます。刻んで冷凍しておくと便利。)4.玉葱をさらし布やペーパー等で包んで絞り、しっかりと水分を取り除いたら、お皿に戻します。(ソースが水っぽくならないように、きつく絞るのがポイント。)ゆで卵は殻を剥いて適当な大きさに手で割り、玉葱が入ったお皿へ入れます。フォーク等で卵を潰し、マヨネーズと砂糖を混ぜたら冷蔵庫へ。硬めのインゲンが苦手な方は、1分~2分30秒程度500wのレンジで加熱するか、茹でておいて下さい。青臭さが気になる方は茹でるのがお勧め。(冷凍の場合は袋の表示を参照。予め解凍しておくと軟らかめの食感に仕上がります。)5.カジキから出てきた水分をペーパーで拭き取り、臭みを取り除きます。その後、高い位置から両面に薄く塩胡椒をふり、粉を薄くまぶします。(茶こしを使うと均一に付きやすくなるのでお勧め。)断面も忘れずに粉をまぶすのがポイント。※下味を付けた後は必要以上に水分が出やすくなるため、そのまま放置しないこと。必ず焼く直前に行うようにして下さい。6.弱火のフライパンでバター適量(20g程度)を溶かしてインゲンとパプリカを入れ、塩を少々振ります。中弱火でかるく炒めてから弱火に落とし、端に寄せます。空いたスペースにニンニクを入れて広げ、カジキも入れます。(最終的に見せたい面を下にして、先に焼くのがポイント。)断面を見て3割程色が変わってきたら反して蓋をし、約3分蒸し焼きにします。(焼き色はかなり薄くてOK。新鮮な刺身用以外は、最終的に中心まで火を通します。カジキは火が通りやすく、ニンニクやバターは焦げやすいため、火加減に注意。加熱を始めたら、その場から離れないようにして下さい。)7.中心をヘラ等で優しく押してみて、弾力があれば火が通った証拠。加熱が終わったらすぐに火を止めて下さい。(野菜だけ追加加熱したい場合は、カジキを取り出してから野菜を広げ、蓋をして適度に加熱して下さい。)焼けたら温かいうちにパプリカとインゲンをお皿に並べ、左右が直線になるように揃えます。間にはソースが入るので、長さが揃っていなくても大丈夫。(パプリカは皮面が上になるようにすると見た目が綺麗です。)上にカジキ→ソース→甘夏の順にのせ、パセリを再度洗って飾り付けたら完成。(盛り付けはあくまでも一例です。放射状や、オーソドックスな盛り付けにしてもOK。)今回は、ナイフとフォークが苦手な父でも食べやすいように作ってみました。白ワインやパンも合うけれど、日本酒やご飯にもよく合います。父は、「彼はいつもこんなに美味しいご飯食べているのか…!」と言って、あっという間に完食。何だか彼に嫉妬しているみたい…。普段話しにくい父でも、お酒を呑みながら食事をしていると、会話も進みます。料理を作ってあげるのは何となく気恥ずかしいですが、父の日どうしようか悩んでいる人は是非参考にしてみて下さいね。(なめっこ星人)

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