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「アメトーーク」が示した残酷な現実

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本日の「アメトーーク!」のテーマは「読書芸人」。小説『火花』(文藝春秋)が三島由紀夫賞候補になった、芥川賞候補にもなるかもしれない又吉直樹さん。「テレビブロス」連載で、毎回こわいほど冷静な人生相談回答者をつとめている(その連載は単行本化もされている)オアシズ光浦さん。二年前にエッセイ『社会人大学人見知り学部卒業見込』(メディアファクトリー)を上梓し、その人見知りな知性が周知のものとなったオードリー若林さん。以上、三名が読書を語るとのこと。残酷な現実を痛感言うまでもなく、本を出している芸人はたくさんいます。むしろ、人気芸人で、本を出していない人を見つけるほうが難しいくらいです。つい先日までお笑い芸人をめざして芸人事務所に所属していた私は、じつは芸人をめざす前から「芸人の書いた本」が大好きでした。「芸人のことを書いた本」はあまり好きではなく、お笑いを語るだけの人に違和感があり、語るくらいなら自分でやってみようと思ったのが44歳のときだったのですが、お恥ずかしいことに色々あって力つきてしまいました。「本を書く人はお笑い芸人にはなれないけれど、お笑い芸人は本を書く人になれる!」という、残酷な現実を私ほど痛感している者も珍しいはず。これまで、自分が芸人をめざしている以上、芸人の書いた本について語るのは何かちがうんじゃないかと思っていたのですが、せっかく力つきて物書きに戻ることにしたので、「アメトーーク!」企画に便乗して、おすすめの芸人小説を紹介してみることにしました。もとより芸人の皆さんほど面白く話せるはずもないのですが、あえて本業の文章ではなく、つたないおしゃべりで感想を伝えてみます。本業のトークではなく、活字というアウェイの場で勝負した芸人の皆様への敬意をこめて。(枡野浩一)動画で紹介した本・井上二郎「芸人生活」・ビートたけし「漫才病棟」◎中田敦彦「芸人前夜」「芸人前夜」のある箇所を思い出した枡野さんのこころの動揺と動画がシンクロしてしまったようで、17分くらいから画像がちょっと乱れています。どうかおゆるしください。(編集部)私の愛がMAXに達したためでしょうか。あんなに途中で確認したのになぜ。すみません。(枡野浩一)

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