【モスクワ時事】タス通信などによると、ロシアのウシャコフ大統領補佐官（外交担当）は１７日、記者団に対し、米国や北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）を念頭に「ロシアは軍拡競争をするつもりはない」と述べた。 プーチン大統領は１６日、フィンランドのニーニスト大統領との会談後の共同記者会見で「自国領土が脅威にさらされた場合、ロシアは脅威を生み出している外国の領土を現代的な軍事手段で攻撃すべきだ」と主張していた。 補佐官の発言はこれを受けたもので、軍拡競争を回避するよう、米国がまず自制すべきだと強調した格好だ。補佐官は「ロシアは潜在的な脅威に対して一定の手段で対応しているが、それ以上はしない」とも説明し、この問題でロシアを批判する米国をけん制した。
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